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花粉症・アレルギー
アレルギーとは
アレルギー(allergy)という言葉は、ギリシャ語のallos(other)とergo(action)を組み合わせて作られたもので、過剰な免疫反応が身体に害を与えてしまう状態を指します。
最初は免疫反応と過敏症を指す言葉でしたが、現在では外来抗原であるアレルゲンに対して生体に不利益をもたらす病的な過剰反応(過敏症)だけを意味するようになってきています。
多くはスギ花粉やダニ、ハウスダストなどの外界の抗原(アレルゲン)に対して過剰な免疫反応が起こり、かゆみや腫れなどの悪影響を与える状態を引き起こします。
特にスギ花粉が原因となっている場合は、スギ花粉症と呼ばれています。
花粉症
スギによるものが有名ですが、花粉症はスギだけではなく、いろいろな花粉が各季節に飛散しています。
2月~4月はスギ、3~5月はヒノキ、4~9月はカモガヤ、8~10月はブタクサのような花粉にアレルギーがある可能性があります。
毎年同じ時期にかゆくなる方は、花粉によるアレルギーの可能性があります。
ダニ、ハウスダスト
高気密、高断熱の家が増えたことにより増加傾向があります。
花粉症とは異なり抗原となるものが身近にあるため一年中アレルギー症状が起こります。
時に、ぜんそくやアトピー性皮膚炎なども引き起こします。
換気、掃除、ダニ退治などが有効となります。
アトピー性角結膜炎
花粉・ダニ・動物の毛などさまざまなものがアレルギーの原因となり、結膜炎を起こします。
アレルギーの原因となる物質を遠ざけることが大切ですが、なかなか難しいのが現実です。
目のかゆみ、目の異物感、乾燥感や眼精疲労、時に目の奥の痛み、頭痛などもあります。
悪化してくると通常のアレルギー性結膜炎とは異なり、まぶたの裏や、強い角膜障害を伴うことがあります。
子どもの頃からのアレルギーの治療は、思春期以降の視力や生活の質に大きく影響します。
治療について
抗原を避けるのが基本になりますが、花粉やハウスダストなど避けきれないこともありますので、その場合薬を使用します。
当院では、症状にあわせた点眼・内服による治療を行っています。アレルギー点眼薬は種類が多く、それぞれ作用が異なります。
1.抗アレルギー剤点眼 2.抗ヒスタミン剤点眼 3.ステロイド点眼 4.内服薬 などがあり、症状にあわせて処方します。
アトピー性角結膜炎
結膜乳頭と言われる突起ができて、目のゴロゴロ感の原因になります。ひどくなるとコンタクトレンズがずれやすくなることもあります。
これらは点眼薬一つで症状が改善するもので、悩まずお気軽にご相談ください。
・ネコ皮膚・ヨモギ・ヤケヒョウヒダ・イヌ皮膚・カモガヤ・ブタクサ・ゴキブリ・スギなどのアレルギーは、わずかな血液検査・約20分で結果判定ができます。もし、「目がかゆい、ゴロゴロする。目の奥が痛い、頭痛がする。」このような症状があればアレルギーかもしれません。
一度お気軽にご相談ください。
はやり目(流行性角結膜炎)
はやり目は、ウイルス感染でおこる急性結膜炎です。目やにが出たり、目が赤くなったりするのがサインです。とても感染力が強く、ひどくなると、目の痛みが強くなったり、角膜が濁ることがありますので、早めに治療を受けましょう。